添削杯Vol.3 不参加レポートその2

 

前回の不参加レポートとは違い今回は真面目な話です。
だから不参加レポートって何だよ。 

第三回添削杯で使用枚数の多かったカードを、土地とそれ以外それぞれ上位10種まで抽出しました。
特に何かの参考になるかは怪しいですが、まあ読み物としてって事で。

まずは土地以外
1位 《意志の力/Force of Will》 171
2位 《定業/Preordain》 105
3位 《虚空の力線/Leyline of the Void》 93
4位 《紅蓮破/Pyroblast》 79
5位 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》 67
5位 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》 67
7位 《活性の力/Force of Vigor》 63
8位 《狼狽の嵐/Flusterstorm》 59
9位 《外科的摘出/Surgical Extraction》 58
10位 《Black Lotus》 54
10位 《Mox Sapphire》 54

順位の差はあれど、名前の挙がったカードは晴れる屋様の採用枚数ランキングとほぼ同じ。
(ヴィンテージデッキ採用枚数ランキング | 晴れる屋)

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画像は晴れる屋様より引用。こちらもロータスサファイアが名を連ねている。

一番大きな差は《死儀礼のシャーマン》の有無でしょうか。
青いデッキがやはり多いと言った内容で、あとはアンチカードが多めですね。
並み居るカードを押しのけて10位タイに入るロータスサファイアは流石の一言。
ちなみにアンリコは43。50くらい行ってるモンだと思いこんでました。

続いて土地
1位 《不毛の大地/Wasteland》 115
2位 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 85
3位 《汚染された三角州/Polluted Delta》 71
3位 《霧深い雨林/Misty Rainforest》 71
5位 《Tropical Island》 68
6位 《Volcanic Island》 65
7位 《古えの墳墓/Ancient Tomb》 63
8位 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 58
9位 《Underground Sea》 54
10位 《The Tabernacle at Pendrell Vale》 48

本大会はドレッジとShopsを選択した参加者が少なかったのでランク入りはしていませんが、
(※バザール28枚、ワクショ44枚でした)
それ以外はこちらも晴れる屋様のランキングとほぼ同じカードが名前を連ねています。

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こちらも画像は晴れる屋様より引用。本大会よりアンシーが多めである。

不毛、フェッチ、デュアランがひしめく中に入ってくる墳墓と名前の長い土地は流石と言うべきでしょうか。
しかも墳墓に至ってはアンシー超えとなかなかの採用率。
ちなみに島は普通のが31、冠雪の島が21と割れていました。足せば10位くらいの使用率。 

以上、参加できなかった人間から見た添削杯でした。
自分の愛するカニボンドの使用者は2名。もっと増えてくれると嬉しいです。
できれば優勝もしてほしい……いや俺が優勝したい……

以下おまけ。
大会中で1枚しか使われていなかったカード。思った以上に多い。
名前順にするの面倒過ぎて完全に順不同です。

龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
《乱暴+転落/Rough+Tumble》
《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
《野生の朗詠者/Wild Cantor》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《魅力的な執政官/Blazing Archon》
《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
《変幻の大男/Protean Hulk》
《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》
《否認/Negate》
《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
《道化の帽子/Jester's Cap》
《踏査/Exploration》
《転覆/Capsize》
《天上の餌あさり/Ethereal Forager》
《天界の粛清/Celestial Purge》
《撤廃/Repeal》
《通電式召使い/Voltaic Servant》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《断片化/Fragmentize》
《断絶/Snap》
《大地の知識/Earthcraft》
《大祖始/Progenitus》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion
《憎悪縛りの剥ぎ取り/Flayer of the Hatebound》
《閃光/Flash
《静寂をもたらすもの/Hushbringer》
《水流破/Hydroblast》
《水底のドルイド、タトヨヴァ/Tatyova, Benthic Druid》
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
《終末/Terminus》
《試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials》
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《再建/Rebuild》
《見捨てられた碑/Forsaken Monument》
《啓示の終焉/Finale of Revelation》
《軍団の最期/Legion's End》
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
《鏡の精体/Mirror Entity》
《虚空の選別者/Void Winnower》
《願いのフェイ/Fae of Wishes》
《隔離するタイタン/Sundering Titan》
《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》
《意外な授かり物/Windfall》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《やっかい児/Pestermite》
《もみ消し/Stifle》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《むかつき/Ad Nauseam》
《マナ結合/Manabond》
《マナ喰らいのハイドラ/Managorger Hydra》
《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》
《ベナリア史/History of Benalia》
《ぶどう弾/Grapeshot》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《ファイレクシアの核/Phyrexia's Core》
《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》
《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic
《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
《イプヌの細流/Ipnu Rivulet》
《Wheel of Fortune》
《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast》
《湖での水難/Drown in the Loch》
《孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard》
《Library of Alexandria》
《Scrubland》
《イス卿の迷路/Maze of Ith》
《グルールの芝地/Gruul Turf》
《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
《ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome》
《リースの木立ち/Rith's Grove》
《育成泥炭地/Nurturing Peatland》
《荒地/Wastes》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《繁殖池/Breeding Pool》
《変わり谷/Mutavault》

添削杯Vol.3 不参加レポート

11月15日に開催されたオンラインヴィンテージ大会、第三回「添削杯」に参加しませんでした。

以下レポートになります。

 

■なぜ不参加だったのか。

世界最高企業Cygamesの運営するグランブルーファンタジーという世界最高ゲームがあります。

「星の古戦場」というイベントはグラブルをプレイしていなくてもSNSで目にする事があるのではないでしょうか。

まさにそのイベントと被っているため、悩んだ結果世界最高ゲームを取ることにしました。

 

11月14日、15日は予選に該当する日程であり、予選は通称「肉」と呼ばれるアイテムを集めるための期間になります。

その「肉」の所持数が本戦でボスと戦闘できる回数に直結しているため、予選(とインターバル)の間に本戦での想定消費数に合わせて集める必要があります。

尚、自分の場合は最低でも6000個を想定しています。「犬」と呼ばれる「肉」をドロップする敵を1体倒すと1~6個の「肉」をドロップします。

大抵は3個以上ドロップしますが、それでも2000回近い戦闘が必要になるため、かなりの時間が必要となります。

そのため大会に出ると時間が足りなくなってしまうので、古戦場を優先する事にしました。

 

■肉は集まったのか。

予選の期間は14日の19時~15日の23時59分までです。

※16日はインターバルとなり、最大で24時間の肉集めを行うことが出来ます。

 

・14日、19時。

土曜日はほぼ毎週友人の家でEDH&ボードゲーム会が開催されているのですが、古戦場と被っているので流石に今回は

 

参加していました。

 

支離滅裂です。そしてEDHやボードゲームの合間にグラブルに触れてはいますが当然ペースは落ちます。

15日の25時頃に解散しましたが、この時点で肉は600しか集まっていません。何ということでしょう。

まあ家に帰って少し狩ろうと思って帰路につきました。

 

・15日、25時30分

帰宅。

寝落ち。

 

ハッキリ言いましょう。クズです。

 

・15日、11時

起床。どういうことかわかりますか。

そうです。グラブルではなく添削杯を選んでいても寝坊していたということです。

 

起きてからTLで添削杯を追いながら肉を集めましたが、「それ」は16時頃に唐突に訪れました。

そうです。寝落ちです。

それも仮眠というレベルではなく21時まで寝るという暴挙に出ます。

どういうことかわかりますか。6000個とかどうにもならねえだろって事です。

 

そこから現在(16日0時)まで狩り続けて、なんとか3132個まで集まりました。

合間合間にメシ作ったり風呂入ったり他の事を色々挟んでいたので全力では狩れていません。

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明日のインターバルであと2900個集めることは出来るのでしょうか。

時間さえあれば当然出来るのですが、平日という枷が重くのしかかります。

 

 

ヴィンテージも古戦場も満足に出来ない俺の明日はどっちだ。

 

添削杯Vol.2に参加したよ

去る8月9日、ヴィンテージ大会「添削杯」に参加しました。

Discordでの対戦なので盗難の心配もないしコロナも怖くないし安心!!

 

とはいえ、自分ももう40です。

各マッチのメモとか取ってないから2日も経っちゃうとマジで記憶ないんだよな……

 

そんな感じのうろ覚え記録なんで真面目に読まないでね!

デッキは墓荒らし!

制限以外にも1枚積みのカードが多くてリストが汚いですね。

 

 

R1

お互いに音響不調というミラク

声が届かない、聞こえない、つまりゲームができない。

はっきり言って影のMVPは俺達だったね(IDしました)

 

R2

vsShops。G1はワクショ三玉されて死んだ記憶しかない。

G2、G3は墓荒らしの強いところ叩きつけて気持ちよくなってた。

やはり不毛の大地は世界を救う。

コスト増ファクトさえ置かれなければなんとかなる!多分!

 

R3

vs4Cゼロックス。実質的に同型対決。

ちゃんと引いてちゃんと動いたほうが勝つんだよ!見せてやるぜ!

負けました。

 

R4

vsスティル。俺の大好きなデッキだ!!

G1で終末やサメ台風にわからされた後に、

スティルは置かれても見えないことにしてやりたいことだけゴリ押して勝ち。

ゴリラにはなり得。人類はもともとゴリラだった。

あと誤った指図はめちゃくちゃ強いからデッキに積んだほうがいい。

 

R5

vs墓荒らし。今度はしっかり同型対決。

R2にも言いましたけど、同型はちゃんと引けて対処を間違えなかった方が勝つんです。

つまり完全に腕の見せ所。ここで相手に見せつけられないようじゃ今後も勝てないよ。

負けました(フラグ)

 

R6

vs墓荒らし。最後も同型。

負けました(早い)

G1落とした後のG2、アンシーロータスからの死儀礼オーコという最高のスタートだったんですが、

アンシー割れた後に不毛しか引かずに死儀礼がほぼ仕事しなくなった上に相手に展開されて、

削りきれないまま落としたのが非常に残念だったなーと。もう一声あれば……

 

結果2-3-1という凡人of凡人

まあそんなわけで負け散らかしたけど久々のヴィンテージの楽しいこと楽しいこと。

日頃あまりプレイしてない分のヌルさみたいなのは前面に出ちゃったかなーと。

それでも1枚1枚のカードを盤面に送り出すのがことごとく気持ちよかったり、

相手のアンリコに誤った指図を叩きつけて3枚引いたときに絶頂しかけたりと、

一手一手にマジックを、ヴィンテージをやっている事を実感する一日でした。

 

本当に楽しい一日を提供してくれてありがとうございます。

主催の添削さん、スタッフ・ジャッジの皆様には頭が上がりません。

 

第3回添削杯や第2回旧作杯も都合のつく限り参加させて頂きたいと思います。

皆様お疲れさまでした!

 

【ヴィンテージ】カニとボンドでカニボンド(加筆修正版)

記事を書かないとヴィンテ鯖にお前の居場所ねえからな!!って脅されたので、

カニボンドとかFast Crabとか呼ばれてるデッキの話を少しだけします。

実践的な内容ではなくデッキに関しての説明が主なので、

どちらかというとヴィンテージに興味はあるけどプレイしていない方向けになります。

というか、本当は実践的な内容(相手に応じたサイドプランなど)を書きたいのですが、

そこまで場数を踏んでいないので軽く内容に触れる程度で許してください。

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《Fastbond》が解禁されてから、人類はアミュレットタイタンだの、

無限上陸だの色々と試していたのを目にしました。自分も試しました。

しかしまあ、アミュレットタイタンはダメだった。

環境について行けないというか間に合わないというか。チャオズ

 

そんなわけで終着点は土地単(Ziasbond、プリズンボンドなどと称される物)か、

カニボンドの二択なんじゃないかなってのが現状です。

 

そしてカニボンドの良いところは、上振れ1キルがある所です。

1キルすると気持ちいいし早くラウンド終わればたくさん休めてお得!!

 

勝ち手段は

・《Fastbond》+《面晶体のカニ》+手札に戻る土地何か

・《Fastbond》+《ハグラへの撤退》+手札に戻る土地何か

で相手のデッキを削り切るかライフを吸い切るかになります。

  

そこらへんを踏まえて、簡単に内容に触れてみます。

サンプル

1《Bayou》
4《Tropical Island》
2《Underground Sea》
2《溢れかえる岸辺》
2《霧深い雨林》
2《汚染された三角州》
2《沸騰する小湖》
4《雲の宮殿、朧宮》
1《ゴルガリの腐敗農場》
1《シミックの成長室》
1《Glacial Chasm》

4《面晶体のカニ

1《Ancestral Recall》
1《渦まく知識》
4《目くらまし》
1《狼狽の嵐》
3《意志の力》
1《噴出》
1《精神的つまづき》
1《神秘の教示者》
1《呪文貫き》
1《Demonic Consultation》
1《吸血の教示者》
1《輪作》

1《思案》
1《宝船の巡航》
1《悪魔の教示者》
1《ヨーグモスの意志》

2《交易路》
3《ハグラへの撤退》
4《Fastbond》

1《Black Lotus》
1《Mox Emerald》
1《Mox Jet》
1《Mox Sapphire》

 人によっては《Timetwister》が入ってたり、島ちょっと増やして《神秘の聖域》が入ってたり、

あとはカウンターの枚数など誤差程度の違いはありますが、概ねベースはだいたい同じだと思います。

 

■《雲の宮殿、朧宮》《ゴルガリの腐敗農場》《シミックの成長室》

自ら手札に戻ってくるので、《Fastbond》と合わせて無限上陸するための枠です。

朧宮は序盤の青マナソースとしても活躍するため4枚で問題ないでしょう。

たまーに伝説の土地だって事忘れて2枚並べるんで注意(いや本当にあるんですよ)

 

■《Glacial Chasm》 

累加アップキープでライフの支払いを求められるものの、ダメージを防ぐ土地。

《Fastbond》からのダメージがなくなるのでライフ1からでも勝てます。

 

■《面晶体のカニ

デッキの中核。《Fastbond》がなくても1ターン目に出したい。

除去とかカウンター合わせられるならそれはそれ。使わせたい気持ちの方が大きい。

1ターン生きてフェッチ→デュアランで6枚削るだけでも強い。

というか3枚削りゃ大抵強すぎるカード1枚は削れるんですよ。

強いカードしか入ってないフォーマットなので(若干の偏見込み)

 

■《交易路》

このデッキ使ってて最初にこのカードに辿り着いた人間は本物の天才だと思う。

全ての土地が《雲の宮殿、朧宮》と同じ起動型能力を得るに等しい。

自ら戻る手段を持たない土地しかなくても勝ちルートが生じるので天才。

 

■《ハグラへの撤退》

先程も書きましたが、カニに次ぐ勝ち手段です。

カニだけだと相手のデッキに《引き裂かれし永劫、エムラクール》などが入っていると止まったり、

自分のライフが減っていると削りきれなかったり、《夏の帳》で1ターン凌がれたりもするので、

ちょっと重いとは言え《ハグラへの撤退》は外せません。

 

■《Fastbond》

言わずもがなのルール破壊カード。ライフは減るけど無限上陸のお供。

序盤の加速出来るだけでも(ドロー呪文があれば)強い。

これか引き込むカードのどちらかが初手に欲しいですね。

  

■《ヨーグモスの意志》

このデッキは極端なまでにパーマネント(エンチャント)依存デッキです。

そして悲しいかな、環境には《活性の力》が存在しているため、

キーパーツが片っ端から割られてしまう可能性が大いにあります。

そうなった際に一気に巻き返せるこのカードは外せません。

それ以外にもカウンターで凌がれた後とかにも強いんで最高ですね。

 

■各種ドロー、チューター

説明の必要もないと思いますが、コンボパーツを引き込む必要があるので色々搭載。

特筆すべき点は《Demonic Consultation》を採用していることでしょうか。

パーツさえ揃えば勝てるデッキなので、1マナで引き込めるのは神がかってます。

《輪作》も実質チューター。大体は手札に帰る土地を持ってくる。

あるいはコンボ決まるけどライフがない時に《Glacial Chasm》を。

※デモコン積んでるからサイドに《研究室の偏執狂》積んでる狂人おるらしい。正気か?

※1/28追記。《タッサの信託者》出たから偏執狂じゃなくて信託者にしたらしいです。

 

■各種カウンター

土地戻しても痛くないので《目くらまし》が4枚積んであります。

が、島カウントがそこまで多くないので過信は禁物です。

《狼狽の嵐》《意志の力》《呪文貫き》あたりとの枚数バランスはお好みで。

 

 

ってな感じでヴィンテージやってる方にはわかり切った事しか書いてませんが、

ヴィンテージに興味のある方の心に少しでも届くと幸いです。

P9も5枚しか入ってないし優しい優しい!(優しくない)

 

実際これロータスMox抜きでも割と回るデッキです。

あるに越したことはないけど。あとアンリコだけは流石に抜けないけど。

なのでヴィンテージデビューにオススメ出来ます。割と真剣に。

 

やろう!ヴィンテージ!!

第8回GP旧枠モダンうろ覚え参戦記

先日、2019年最後(だと思う)の旧枠モダンの祭典に参戦して来ました。

 

これまでも何度か参戦させて頂いてはいるんですが、

ズアーロックで行ったらロックする前に速攻にたくさん轢き殺され、

アニメイトで行ったらサイドで墓地対策万全の相手をたくさん踏み、

タイトサイトで行ったらコントロールに片っ端からカウンターされ、

まあー楽しいんだけど勝てねえ!!みたいな事ばっかりで。

 

これまでの事を思うと何を使っても勝てる気しねえなーと考えてしまい、

今回も前日夜までデッキどうするか悩んでました。

 

とはいえ時間は有限です。睡眠時間も必要です。

悩んだ結果辿り着いたのは旧モ始めた頃に使っていたデッキでした。

「マナ伸ばして重いカード叩きつけりゃいいじゃん」の精神です。

 

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蛮族丸出し。とは言え《怒りの天使アクローマ》への対処法が少ないのも事実。

 

そしてモダンホライゾンで得た物が多いのもこのデッキの特徴です。

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《花の壁》《嘘か真か》《エラダムリーの呼び声》は緑の弱点を補い、

《起源》は擬似的な除去耐性、及び自ら《神の怒り》を撃つ根拠足り得て、

《ウルザの激怒》は過剰なまでにマナを伸ばすデッキのマスターピースの1つです。

 

4色だぞ?正気か??

 

そんなわけでデッキはこんな形になりました。

長くなるのでカード名は記載しません、画像をご参照ください。

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伝わるとは思いますが、2ターン目の《不屈の自然》《肥沃な大地》からの、

3ターン目《爆発的植生》《嘘か真か》に全振りしています。

2ターン目《花の壁》、3ターン目《クローサの大牙獣》サイクリングもアリでした。

 

緑白タッチ赤青といった様相のデッキですが、注目して欲しいのは2色目の白です。

白さえも実質タッチみたいなモンなのにダブシン、トリシン要求してきます。

こんなモンは完全にマナベースに対する冒涜です。

 

白マナが厳しい大臣「白マナが厳しい」

 

 

前置きが長い!!!

 

R1 双木さん 白トロン WW

R2 ひろぼうさん 永劫の輪廻コンボ LWW

R3 サササさん 白緑エンチャントレス LL

R4 ピー助さん 白青中速 WW

 

申し訳ねえ!老人なので4日も経つと内容が全然思い出せない!

トリスケリオン2枚でアクローマ落とされたり、

ランデス踏め!」とか呪詛を投げかけられたり、

除去一切引かないまま《オーラトグ》と《怨恨》にわからされたり、

《解体の一撃》と《天啓の光》でエンチャ割りまくったり、

そんなこんなで3-1でSE進出しました。

 

SE1 はかのこさん ランデス WW

ランデス踏め!って言われて本当に踏んでるの面白すぎでしょ。

G1は相手が事故ってる好きにランパンランパンランパンアクローマ、

G2は土地割られた上に《罠の橋》置かれたけど相手が勝ちにつながるカード引かず、

その隙に土地伸ばしてクリーチャー並べて《荊景学院の戦闘魔道士》引いて、

やっぱバトルメイジはコラコマだなあ……と旧モ始めた頃の気分になりGG

 

SE2 もち饅頭くん トリコカウンターバーン LL

本日のコンセプトが「《神の怒り》でごまかしてデカいの出せば勝てる」だったので、

ラスが効かないしデカいのはカウンターされるので勝てないのは当然の摂理。

サイドもそこまで刺さらずにそのまま死。

 

 

そんなわけで、そこそこ旧枠モダンやってて、GPもチョイチョイ出て、

ようやく初のSE進出したので割と満足な一日でした。

その後の旧モBrawlも飲み会も楽しかったし健康になりました。

 

今後もよろしくお願い致します!

 

 

知らないカードの知らない挙動

 

※最初に書いておきますが、この問題の解答は用意していません。

 

先日Discordで話題になった件です。

 

あなたは《Phyrexian Portal》を、

対戦相手は《Aven Mindcensor / エイヴンの思考検閲者》を、

それぞれコントロールしています。

 

Phyrexian Portal (3)
アーティファクト

(3):対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーのカードが10枚以上であるならば、そのプレイヤーはあなたのライブラリーのカードを上から10枚見て、それらを裏向きのまま2つの束に分ける。一方の束を追放する。他方の束からカードを1枚探し、あなたの手札に加える。その後、その束の残りのカードをあなたのライブラリーに加えた上で切り直す。

 

Aven Mindcensor / エイヴンの思考検閲者 (2)(白)
クリーチャー — 鳥(Bird) ウィザード(Wizard)

瞬速 
飛行 
対戦相手1人がライブラリーからカードを探す場合、代わりにそのプレイヤーはそのライブラリーの上のカード4枚から探す。

2/1

 

あなたは《Phyrexian Portal》を起動しました。

相手が8枚の束と2枚の束に分けたので、8枚の束を追放しました。

ここからが不思議な挙動で、束の内容を見てカードを選ぶとかではなく、

「束からカードを探す」という独特な能力の処理を始めようとします。

 

ちょっと待ってください。

 

《Phyrexian Portal》は「上から10枚見て束に分けている」だけなので、

探そうとした2枚の束はライブラリーに存在していることになります。

一時的に10枚を追放したりはしていません。

 

《Aven Mindcensor / エイヴンの思考検閲者》は、

「ライブラリーからカードを探す場合、上4枚から探す」能力です。

 

さて、あなたは「ライブラリーの上にある2枚の束」から「カードを探そう」としていますが……

 

問1

この場合、カードは2枚の束から探すのでしょうか。

それとも、束はライブラリーにあるので、エイヴンの能力で上4枚から探すのでしょうか。

=最初の10枚に含まれないカードを見てしまう事が出来るのでしょうか。

 

問2

最初の選択で、2枚を追放して8枚の束を選択しました。

束はライブラリーにあるので、エイヴンの能力で上4枚から探すのでしょうか。

=その束の5~8枚目を見ることは出来ないのでしょうか。

 

※冒頭に書いたとおり解答は用意しておりません。

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ここで話は一旦《Phyrexian Portal》を起動した所に戻ります。

引き続き対戦相手はエイヴンをコントロールしています。

相手が8:2に分ける所までは同じとして、2枚を追放して8枚を選ぶとします。

 

ちょっと待ってください。

 

いまあなたが選んだ8枚の束の、カードの順番はどうなっているでしょうか。

 他の山分けカードと同じで、このカードはこっち、次はこっち、いややっぱり逆……

と考えて分けるとどうしても順番がごちゃごちゃになってしまう可能性が高いです。

そして見やすいように同じタイプのカードを固めたりする事もあると思います。

 

ここでは、その8枚の束は順番を入れ替えて上から土地4、クリーチャー4の束になっていたとします。

 

 問3

そうなった場合、ルール上およびゲームの進行上で生じる問題はいくつありますか。

 

※冒頭に書いたとおり解答は用意しておりません。

 

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そんな話を深夜にしていました。

暇だったら挙動を調べたりして答えにたどり着いてください。

 

 

この件に関連してそうな気がするCRのあれこれ。

違ったらごめんね。

401.2. それぞれのライブラリーは、一つの、裏向きの束でなければならない。プレイヤーはライブラリーのカードを覗いたり、その順序を変化させてはならない。

701.15b カードを公開することは、そのカードの存在する領域を変更しない。

701.15c プレイヤーのライブラリーにあるカードが切り直されるなどして順番が変わった場合、順番が変わった部分にあった公開されたカードの公開は終わり、新しいオブジェクトになる。

701.15d プレイヤーに、1枚または複数のカードを見るように指示する効果が存在する。カードを見ることは、そのカードがその特定のプレイヤーにだけ見せられることを除いて、カードを公開することに関するルールに従う。

 

最初に書きましたがPortalの能力で見た10枚は一時的に追放されたりしていないのでライブラリーの上にあります。

テキストに2つの束に分けるとは書いてありますが、順番を変えていいとは書いてありません。

※現実的には見ている10枚の順番を変えずに2つの束に分ける必要がある、との見解を頂いております。

※それを逆手に取ると、独楽とかで上の方の並びを把握してると束のどこに何があるかをある程度追跡できます。

 

 

特にオチもなく終わる。

【旧枠モダン】タイトサイト2019

全国3000万人の旧モファンの皆様こんにちは。

 

唐突ですが皆さんはタイトサイトというデッキをご存知でしょうか。

タイトサイト - MTG Wiki

詳しくはリンク先参照なのですが、要は《未来予知》がある状態でデッキを掘って、

デッキが枯れたら《クローサ流再利用》と《早摘み》を繰り返し打ち続けて、

無限マナが出たらループに《好機》や《予報》を組み込んで、相手に打ち続けて勝つデッキです。

 

モダンホライゾンのプレビューで《未来予知》を見た時から思っていました。

これ旧モで再現出来るんじゃねえのか?と。

《ガイアの祝福》が《クローサ流再利用》の代わりになるし、

ましてや《嘘か真か》も再録されています。デッキ掘り下げ放題です。

ループで回すカードに《時間のねじれ》を採用も出来ます。

これは存外いけるのでは?

 

そして完成したのがこちら。

 

タイトサイト2019

クリーチャー(8)

1《ラクァタス大使》

4《胞子カエル》

1《起源》

2《クローサの大牙獣》

 

インスタント(11)

4《嘘か真か》

1《好機》

4《早摘み》

2《濃霧》

 

ソーサリー(16)

2《時間のねじれ》

4《巧みな軍略》

2《ガイアの祝福》

4《不屈の自然》

4《爆発的植生》

 

エンチャント(4)

4《未来予知》

 

土地(21)

11《島》

10《森》

 

こんな感じです。

蛇足だとは思いますが軽く説明させていただきます。

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 ・《胞子カエル》《起源》

元のデッキでは《一瞬の平和》を使いまわして戦闘ダメージを誤魔化していました。

それがない代わりに、別の手段で繰り返し軽減するためのエンジンです。

《起源》での回収に3マナかかりますが、元々めちゃくちゃ土地を伸ばすデッキなので、

気にせずに回せるとは思います。1枚しか入っていない起源が底にあったらお察しください。

 

《クローサの大牙獣》

実質3マナ2ドローのインスタント。安定した土地の供給に繋がるので賢い。

《時間のねじれ》を使い回すモードに入ったらアタック要員になる事も。

  

《ガイアの祝福》

《クローサ流再利用》の代替品。1ドロー付いてるのが余計だけどまあ大差なし。

一番の問題は《嘘か真か》で2枚捲れて2つに分けられることです。

墓地をデッキに戻している場合ではない。

それを避けるための2積みだけどまあまあ一緒に捲れる。

 

《嘘か真か》《好機》《巧みな軍略》

《嘘か真か》と《巧みな軍略》は下手すりゃ元のデッキより優秀なドロー・圧縮枠。

好機はフィニッシャーにもなるけど、普段デッキ掘るには他2枚の方が強いので控えめに。

《巧みな軍略》で《ガイアの祝福》を落とすとシャッフルされちゃうんで注意。

 

 ・《時間のねじれ》

《時間の伸長》でもいい。デッキ枯れた後に使い回して勝てる枠。

 

ラクァタス大使》

ちまちま《好機》打ったり《時間のねじれ》使い回す時間が無い時に。

《早摘み》回して無限マナからライブラリアウトでGG

 

基本土地しか入っていないのはサーチを阻害しないためです。

2枚くらいならフェッチ入れてもいいかもしれませんね。

 

最初に貼ったリンク先にも書かれている通り、墓地対策にめちゃくちゃ弱いです。

未来予知が割られても止まります。弱点が多いのにカウンターを積んでいません。

フリプなら諦める、大会に持っていくならサイドでケアという形になるとは思います。 

 

非常にピーキーですが回してて気持ちいいデッキです。

ループなので相手がどう思うかは判りませんが……

マナを伸ばしてめちゃくちゃやりたいアナタにオススメです。